第40回PHP勉強会@東京

今回は運営にはかかわっておらず、現場で何かあればお手伝い程度をできればなーとおもっています。
http://events.php.gr.jp/events/show/68

個人的には、もともと4年間Delphi仕事をやった経緯があり非常に興味深いです。
たぶんここのBlog読んでる人は、Delphiの名前を知っていても実際いじったことがある人は少ないかもと思うので、簡単な解説を書いておきます

Delphi

Object Pascalベースの言語で(昔は、ObjectPascalの開発環境といってたが、えらいひとが「DelphiDelphiという言語だ」といったのでDelphi言語といわれるよーになった)Win32APIをうまいこときれいにラッピングしたライブラリが豊富な開発環境です。

Delphi自体はWin32専用ではなく、「その気になればOSも作れる」と参考書にかかれるくらいには適用範囲のひろい言語です。

ちょうどVB全盛時代に、VBよりいろいろできて、VCと同じレベルのことができるのにかかわらず、VCよりはるかに手軽にアプリケーションを作ることができるという感じでした。
たとえば、VBコンポーネントを作るのに、VCで作る必要でしたが、DelphiDelphi自体で作れた。なおかつ、Borland CのコンポーネントDelphiベースのコンポーネントがほとんどだった

またコンパイル速度も非常に高速で基本的に、数秒でコンパイルが完了するのでLL感覚で開発をすることができました。

コンポーネントであるVCLでの開発はそのころころころ仕様が変わっていたWin32APIのバージョンごとの差異をきれいに隠蔽してくれさらにVCLのソースを読めるのでどうしようもないときは直接そこの修正を行うこともできました。

個人的にDelphiから離れていった理由は、開発者が少なくなったDelphi自体の開発の停滞と、.NET環境への以降が進みDelphiのメリットが少なくなった点と、Webへの興味でした。

Delphi For PHP

僕が触り始めたのは、出始めたころなのでいまではかわってるかもしれませんが次のような印象をうけました。
まず第一にそれが、独特なフレームワークであるということです。

Delphi感覚でコンポーネントを貼り付けて構築するという概念がとても新鮮でした。
が、そのひずみ(といっていいのかわかりませんが)か、いわゆる現在主流となっているようなHTMLを吐き出さず独特なHTMLを出力します。デザイナとの競合は難しいかなと感じました。
VCLにはJSも組み込まれており、JSがないとうごないパターンも存在しましたが、その代わり、リッチなUIをもっていました。

個人的な印象は、いわゆるWebサービスを作るものではなくイントラで個々のPCにバイナリを配布せずサーバで全部を管理するような仕組みを手軽に作るのに重宝しそうだなと感じました。

個人的に今回のPHP勉強会で興味があること

一つはDelphi For PHPというフレームワークをどのようなバランスで、誰に向けて作ったのかという点です。
二つ目は、海外のPHPなどのWeb用言語の状況です。PHPという言語についてどうおもってるか、特にnamespaceの\についてどう思ってるかを聞いてみたいです。

問題は英語ができないことだ!!